未知の曲に取り組んで得るもの

長らく放置しておりまして(笑)、スミマセン。

先日、19日の日曜日に、大きな本番をひとつ終えることができ、ホッとしております。

所属する吹奏楽団の、定期演奏会。

専任の音楽監督氏(プロです)が編曲と指揮を手掛ける、クラシックがメインの楽団です。
今回は(アタシ初めてだけど)大曲ぞろい。
主な(クラシックの)曲目は
★プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」より「モンターギュ家とキャピュレット家」
★L.モーツァルト:おもちゃのシンフォニー第1楽章
★プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より
★シューマン:交響曲第3番「ライン」第1楽章
★ブラームス:交響曲第1番第4楽章

・・・いやあ~、吹いた、吹いた。
ここまで多岐にわたるジャンルのクラシック曲をがっつり吹けて、
余は満足なのぢゃ。(笑)

上の曲のうち、「ジャンニ・スキッキ」と「ライン」は、聴いたこともない、
全く初めて向き合う曲でした。
プッチーニのオペラには序曲なるものがない、っつーのも、今回初めて知った。
幸い、「ジャンニ」はオペラ全体でも1時間弱というお手軽な作品なので、
ナクソスやらYouTubeやらで聴いて、観て、イメトレ。
そしたらね~、なんつーか「プッチーニ節」って、いいなあ~~、、って。
すごく色彩豊かだし、旋律は魅力的だし。
だいたい1番有名なアリア「私のお父さん」、よく考えると
恋人との結婚の危機を父親になんとかしてもらおうという
他力本願の能天気娘の嘆き(つーか、「私死んじゃうわ」って、コレ脅し?)
ともとれるですが、この甘い旋律にのせて歌われると、
子煩悩父でなくても、「うんうん、なんとかしてあげるよ」って気になっちゃう。(笑)
すごいですね、旋律のチカラ。

シューマンの「ライン」についても以前書いたけど、
吹奏楽でこういう取組をしなければ、プッチーニのオペラなんて、
聴くことなかったと思う。
吹奏楽で何演奏しようか、っていうときには、普通、
「自分の知ってる曲」「好きな曲」を選ぶ、やりたいと思う、ものなんですが、
こんな風に未知の曲に取り組むのも、
「好きな曲」がひとつ増える、作曲家が好きになると
ひとつどころかたくさん増える、という幸せに恵まれるチャンスがあるということ。

特にクラシック曲の場合、長年多くの人に親しまれ愛されて来ているので、
マトモに取り組むと、ホントにいろんな「宝物」がザクザクと出てくるような
発見や、感動がたくさんある。幸せなことです。

同じ楽団でいっしょにクラ吹いてる中2のムスメの心にもちゃんと響いているみたいで、
ブラームス1番やら、ジャンニやら、ラインやら、鼻歌で歌ってたり。(笑)
こんな恵まれてる中学生、なかなかいないんじゃなかろうか。(笑)

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Tag : 吹奏楽 クラシック 本番

危機一髪な話

日頃、音楽を聴いたり楽譜を作ったりしているパソコンが、

壊れちゃいました。(状況はコチラ

実は壊れる数日前、所属する吹奏楽団で使う楽譜の、
パート譜おこしを引き受けてきたのでした。
(クラリネットパートだけ)

使うソフトはカワイの「スコアメーカー」。
曲目はベートーヴェン「運命」とブラームス交響曲1番の、
それぞれ第一楽章の、冒頭の数小節のみ。
絶対量がとにかく少ないのでクラパート全部出来る!とタカをくくって、
チョーシに乗って作業を進め、なんとか2曲とも作り上げ、
各パートをとりあえずプリントアウトし、パートのメンバーに連絡。

「私全部作ったんで、みなさん写譜しなくてもいいですよ~」得意げに。(笑)

・・・・その直後でした。パソコン壊れちゃった。

プ、プリントアウトしておいて、
よかったああ~~


パソコンは、修理に出して、(おそらく)1か月くらい、帰ってきません。

それにしても、なんてギリギリの線で、救われてるんだろう・・・
楽譜を作り終える前にパソコンが壊れていたらどうなっていたか?
作った後でも、プリントアウトしてなかったら、どうなっていたか?
・・・ってコトを考えると、空恐ろしくなってしまいます。
20101016_3.gif


実はギリギリの話は他にもうひとつありまして・・・・それは、コチラ


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Tag : クラリネット 吹奏楽 楽譜 パソコン

お客さんに恵まれる楽団

8月終りのことですが

去年から何度か呼んでいただいている「遠方の吹奏楽団」からまたお声がかかり、
お手伝いに行ってきました。
今度は今までで一番の遠隔地(笑)の町にある、市民センターの小さなホールにて学童交流会での演奏です。

今回クラリネットは「社長」と私とムスメの3人のみ。(!)
しかも私とムスメの2人は、本番当日のリハから初めて参加、(!!)
曲によってはリハすらも「なし」でいきなり本番で初見の曲を吹く・・・(!!!)
という、世にもオソロしいミッションだったのでありました。

そんな感じの演奏会なので、楽団全体としての演奏もかなり傷だらけなものではありましたが、
それでも、とても感激したことがありました。

お客さんの反応です。

始めから終りまでとても楽しんでくれた様子で、プログラム1曲目から、
マーチには手拍子を入れてくれるわ、知ってる歌は一緒に歌ってくれるわで、
楽団員以上に演奏をもりたててくれました。

実はこの演奏会の様子、ICレコーダーで録っているのですが、
あとで聴き返しても、やっぱりお客さんが1番のパフォーマーでした。(笑)

思えばここの楽団での演奏はいつもこんな風・・・・なんでだろう?
指揮の「おだチャン先生」の人徳かしら?(笑)
だから、遠隔地で移動がキツくても、「また参加したい!」という気持ちになります。
やっぱり「お客さんが楽しんでくれる」ってのが、
一番の演奏家(プロアマ関係なく)冥利だと思うので。

その「お客さんが楽しんでくれている様子」を、1曲だけ紹介します。
「クラリネットをこわしちゃった」

演奏は吹奏楽ではなく、「楽器紹介」としてのクラリネットソロで、
吹きながら楽器を分解していく曲です(かの「インマー・クライナー」と同じ進行)。
クラリネットの「おじちゃん」は「社長」ことタッチャン古川。
今年73歳になるのに今も現役でジャズバンドを率いて九州各地を飛び回っているプロで、
演奏のクオリティには自信あり!(私が自慢してどーする・・・笑)
お客さんのパフォーマンスも最高!
この暖かい雰囲気をぜひお確かめください。


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シューマン:交響曲第3番「ライン」

シューマンなんて、そんなに好きじゃなかった。

ムスメと2人で所属する吹奏楽団の今度の定演で、
シューマンの「ライン」第1楽章をやるらしい。(←吹奏楽では、かなり珍しい・・・笑)

参考と思ってナクソスで音源をイロイロ聴いてみるけれど、
な~んかパッとしない、始めから終りまで同じような感じ・・・
譜面ヅラも単調で、でも休みがなくって、キツいばっかり・・・・
この曲の一体どこが面白いんだろう・・・・

と思っておりましたが

この盤↓を聴いた時、目からウロコが落ちました。
OC708.gif
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/スクロヴァチェフスキ

(ちなみにこの盤、15分無料ログインでもノーカットで聴けます。期間限定らしいけど。)

楽譜の指示どおり、とても「生き生きと(Lebhaft)」。
広大な河のほとりの、森、そびえ立つ古城・・・さまざまな風景が、目に見えるよう。
第2楽章も、のどかだけど雄大で、ゆるやかに流れるだだっ広い水面にたゆたう水紋みたい。
ああラインって、大河だったんだ!と、地理の常識をしっかり認識。

全体的に、音に厚みがあって、色彩感があって、
めざそうとする「情景」がはっきりしてわかりやすいというか・・・
楽器の使い方等もこれまで聴いてたのとは違う部分もあるので、
マーラーの改訂版を(一部にせよ全部にせよ)使っているのだと思います。(たぶん、です)
そういえば上に挙げた特徴、マーラーっぽいなあ。

コレ聴いてから、自分自身のこの曲に対する評価が180度変わりました。

そうなると不思議なもので、

いままで面白くないと思っていた他の盤を聴いても、「いいなあ~」なんて思えてしまう。
人間の耳というか脳って、どうなってるのかしら??(笑)

他の盤でいいなあ~と思ったものが↓コチラ。
H98191.gif
アカデミー室内管/マリナー


楽器の使い方等は前の盤と違って、原典版なのか他の人の改訂版かはわかりませんが、
やっぱり音に厚みがある。特に第4楽章の金管のコラールが好きです。

* * * * * *

さて、自分の演奏の方ですが、
休みがなくキツいってのは、耳と脳の都合ではどうしようもないところ。
ロングトーンとペース配分のトレーニングと思って、がんばらねば・・・!

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Tag : クラシック ナクソス 吹奏楽 鑑賞

勢いのあるコンサート

先週の日曜日(8月8日)は、ムスメの中学吹奏楽部のサマーコンサートを聴きに行ってきました。
市営のコンサートホールこそ使うもののごくごく内輪のコンサートのようで、
主催は部のみ、広報いっさいナシ。入場制限はなくてもお客さんは部員の家族ほか関係者ばかり・・・なコンサートではありますが。

これが、意外にも(失礼!)、とてもいいコンサートでした!
技術的には「う~ん・・・」な部分が多々あれど、それを補って余りある「勢い」がある。

何と言っても、今年の生徒は積極的です。
音を出すにあたっての「迷い」がなくなりました。

キレイな音じゃなくても、
速いパッセージが吹けなくても、
音程がバラバラでも、
タテの線がそろってなくても、
アーティキュレーションがデタラメでも、
見事にハズれた音を出しちゃっても、
入りの小節を間違えても、

ものおじせず、(笑)

とにかく自分たちが今紡いでいる音楽に「ノッ」て、そこに「自分の音楽(上手い下手に関係なく)」を乗せて、楽しんで、参加していました。

去年までは、何やら「おどおど」しながら吹いていて、結果、「管楽器の音」が出てこない~・・・って感じだったのに、大した進歩です。(吹奏楽コンクール地区予選でも、万年銅賞を脱却し、今年はみごと銀賞を受賞しました。)

去年のサマコンは、曲がいつ止まるかとハラハラしながら聴いたものですが(笑)、今年は安心して聴けるだけじゃなく、生徒たちがとても楽しんで音楽をしていたのがこっちにも十分伝わってきて、観終わった後とても爽快な気分になる、いい演奏会でした。

親バカかしら?

でも客席にいる皆さんからも、同じような気分が伝わってきたと思うけどなあ。
これも親バカかしら?(笑)

どうでしょう、1曲聴いてみます?(笑)
  ↓


この曲は以前書いた記事でとりあげましたが、実は上手い団体が演奏しても、リズムを刻むパートが休みの箇所は勢いやテンポ感を持続するのが難しい曲なのです。
それが、ムスメたちの演奏は、テンポこそゆっくりめのマーチテンポですが、「勢い」は衰えず持続しているのに、正直びっくりしました。
これも親バカ?(笑)
(まあ楽譜をもらって9か月も練習期間があったのにこのクオリティってどうなのよ?ってのは置いといて。(笑)

あ、あと本番の指揮をしてるのは生徒です。
本番数日前に希望を募って振らせるのだとか。←このこと自体私は賛成しがたいのですが、これも生徒が積極的にやってるみたいなので、まあいいかと。
振り始めに「いち、にい、さん、し」なんて号令かけるのも、まあご愛嬌なのです。(爆)


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